2019/03/02
公害の原点である水俣病事件、そして、忘れてはならない福島の原発事故、この2つをテーマに「いのち」を考えることを目的とし、こうした事件や事故を生んだ歴史と今を未来に語り継ぎ、地域の活性化やいのちを守る事業や活動に役立てていくことを決意して基金を設立しました。いまも傷の深い熊本地震の被災者にも寄り添い、助成事業を通じて、人と人が共生しあう地域の創出をめざすものです。
設立記念シンポジウムの第一部基調講演では「ミナマタ・フクシマから日本を創る」と題し、「持続可能な社会のあり方」を提唱し日本再生のための経済政策を鋭く発信し続ける金子勝氏(経済学者)を迎えます。第二部パネルディスカッションでは水俣の不知火海漁師で水俣病患者でもある緒方正人氏はじめ福島原発事故や熊本震災の被災者の方々も交え、いのちの尊厳や未来のあり方について対話をすすめていきます。
このシンポジウムをキックオフとし、4月からスタートする助成事業の公募受付についても告知を行いますので、合わせて、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
「水俣・熊本みらい基金」設立記念シンポジウム開催概要
日 時:2019年3月4日(月)11:00-13:30
場 所:熊本市国際交流会館ホール(熊本市中央区花畑町4-18)
参加費:無料
プログラム
第一部 基調講演「ミナマタ・フクシマから日本を創る」
講師:金子勝氏
(経済学者・慶應大学名誉教授・立教大学大学院特任教授)
第二部 パネルディスカッション
緒方正人(水俣病患者・不知火海漁師)
土黒功司(よか隊ネット熊本理事長)
佐藤彌右衛門(全国ご当地エネルギー協会代表理事)
熊野千恵美(グリーン・市民電力会長)
高濱千夏(グリーンコープ生協くまもと理事長)
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)
ファシリテーター:
佐々木寛(「おらって」にいがた市民エネルギー協議会代表理事)
◎設立記念シンポジウムのお申込み先
✉contact@minamata-fund.org
*お名前、ご連絡先を明記してメールにてお申込みください。
◎お問合せ・ご連絡先
「水俣・熊本みらい基金」本部事務局 担当:櫛渕
(全国ご当地エネルギー協会内)
TEL 03-3355-2212/FAX 03-3355-2205
「水俣・熊本みらい基金」地域事務局 担当:野村
(グリーンコープ生協くまもと本部組合員事務局内)
TEL 096-324-8145